私の彼は魔王様
意地悪だけど、優しい皇。

『幸せだなぁ。』


アパートの階段をあがる。
あたしの部屋の前に見知らぬ男の人が一人、煙草を吸っていた。



『あ..あの?』

その人はあたしをみると、こう言った。



『ああ、君が花梨か。姉さんにそっくりだ。』



(姉さん?誰?この人。)



この男の人が現れた時。







あたしの幸せな時間は、終わった。
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