君の想い、受け止めるよ
「悠っ!」

健斗の声が俺の頭に響き渡ったり、俺の名前を大きい声で発した。

俺は健斗を見て、涙が溢れ出ていた。

朝礼をすっぽかして、どこにいるか分からない雪乃を追いかけた。

雪が降る中、ジャンバーを着ずに、走った。どこかにいるんじゃないかって。

着いたのは、雪乃の家。     

自宅には表札もなく、雪乃の家はなくなっていた。

雪乃の家で崩れるようにしゃがみ込み、下に俯き泣いた。

それ以来、全力で走った覚えがない。
あの時、追いかけてもいなかった。

だけど、今は違う。

雪乃が俺の近くにいる。

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