ずっと、離したくないな
「んっ。」
まだ重たいまぶたを少し開ける。
ああ、俺、倒れたんだっけ。ここは保健室か。それとも家?
働かない頭をフル回転させて、天井を見る。
が、それは俺の予想したどちらでもなくて、冷静になれない俺はパニックになる。
初めて見た天井。少しだけ顔を動かしてみるも、知らない部屋。
これは夢なのか。頭がうまく回らなくてよくわからない方向に考えが進んでく。とりあえず、また、目を瞑ろう。
「おっ。洸、起きた?」
目を閉じようとしたその瞬間に頭の上から声が降ってきた。目をつぶっているつもりだったけど仕方なく目を開ける。
やっぱりこれは夢じゃないみたいだ。