リボン~もう1度君に、プロポーズ~
周晴さんと両思いになって、年が明けた。

「えっ、お父様が?」

私の家で一緒に夕飯を食べていた時、私は聞き返した。

交際を始めてから、2人きりの時は敬語で話すのをやめた。

とは言え、気が抜けると敬語が出てきちゃうんだけど…。

「正月に実家に帰って、結婚を前提につきあっている女性がいるって父に言ったら、その人を紹介してくれって」

周晴さんはそう言うと、豚角煮を頬張った。

「確か、周晴さんはお母様が…」

「俺が3歳の時に病気で亡くなってる。

それからずっと父1人子1人で過ごしてきたから、父も心配なんだと思う」

そう言った周晴さんに、
「わかった」

私は答えた。

「いいのか?

まだ早いような気がするけど…」

「お父様が早くって言ってるんでしょ?

いつにするか決めよう、その日はちゃんと明けておくから」

そう言った私に、
「ありがとう、希里恵」

周晴さんは笑った。
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