世界No.1の総長と一輪の花 ホワイトデー特別編



画面にはタイミングよくこっちを向いた花莉がうつっていて。
ラッキー、なんて思ったとき



「ずるい…っ!!私だって詩優の写真撮りたかったのに…っ!!」



花莉もスマホをバッグの中から取り出して、俺に向ける。

それから始まったのはお互いの撮りあい。クリスマスデートでも撮りあいしてたっけ。





「私にもちゃんと写真撮らせてよ…!!」

「先に俺にたくさん撮らせてくれたら、撮らせてやるよ」




そう返すと、「ほんと!?」と花莉は嬉しそうな顔して。
写真を撮るのをやめて大人しくなった。




…そんなに写真撮りたかったのか?




「どうぞ…!!」
と言って背筋を伸ばす花莉。










「じゃあ、遠慮なく」



一言そう言ってから、正面から花莉の写真をたくさん撮る。

画面にうつるのは頬を少し赤くしてこちらを真っ直ぐ見る彼女。




…待ち受け、この写真にしよう。
今の待ち受け──いつか花莉に撮って送ってもらった、俺のジャージを着た花莉の写真。それもすごく気に入ってるけどな。




今日の花莉もまた一段と可愛い。


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