世界No.1の総長と一輪の花 ホワイトデー特別編
雑貨店を出た俺と花莉は、外にあるベンチに腰を下ろした。
外は少し曇っているけど、風は吹いていないし寒くない。ちょうど過ごしやすいくらいの気温。
花莉は一旦今つけてるヘアゴムをはずして、袋からさっき買ったばかりの赤のリボンヘアゴムを2つ取り出す。
綺麗に巻いた髪、おろしてんのも可愛い。
これ…花莉が自分で巻いたんだよな?
………女のコってすげぇな。めちゃくちゃ器用じゃん。
花莉が髪を縛る姿をじっと見ていた。
耳の後ろあたりで、ゆるく縛って。もう片方も。
やがて
「できた…っ!!」
最後に手鏡で確認して、そう言った彼女。
やっぱ思ったとおり。
赤いリボンヘアゴムがよく似合っている。今日の花莉の服装からしても、白のニットの服に赤はよく似合う。
「最高に似合ってる」
うん。
他にこんなにこの赤いリボンヘアゴムが似合うやつはいねぇ。
「写真撮ってもいい?」
そう聞いてみたが、花莉の許可を待たずに自分のスマホをカメラモードにして。
カシャッ
と写真を1枚撮った。