ありがとう。そして、さようなら。
女子達が口々に言う。


私は誤魔化したり上手く言ったりしながら、何とかこの場をやり過ごした。

私との質問タイムがあるからか、一ノ瀬が休み時間の半分くらいで、

「はい、ストーップ。今日はちょっと用事があるんだ。また質問に答えてあげるから今日は終わりにしてね。」

と言った。

みんなはなんとも言えぬ顔で戻っていった。
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