あなたとあたしを繋ぐもの
アズサちゃんからメールの返事が来る間、あたしはそれまで空っぽだった頭をフルに使って、懐かしい人とは誰なのかを考えていた。
小5の頃に転校した親友だったあの子か、お世話になったあの先生か、それとも…
あまり期待しすぎると、予想が外れた時のショックが大きくなると思い そこで考えるのをやめた。
本当の事を言うと、あたしには会いたい人がいた。会いたくて会いたくてたまらない人。ずっと探してる人。ずっと大好きな人。
だけど、都合よく会いたい人に会えるほど、人生は甘くない。
ディスプレイから目を反らさずにジッと見ていると、15分ほどしてようやくアズサちゃんからメールが届いた。
<<じゃあ土曜日会お☆アイツも喜ぶわぁ(^^)懐かしい人の正体は、祐樹だよ♪メールしてみな!xxxx@xxx.ne.jp>>
パチクリと開いた目が乾いて、涙が出てきた。
なんて嘘。
本当は、嬉しくて嬉しくて泣きたくてしょうがなかった。
ディスプレイが滲んで見えなくて、ボタンは濡れてて押しにくい。
授業中に泣いてたら絶対オカシイよ…
そんなこと分かっていても、涙はどうしても止まらなかった。
小5の頃に転校した親友だったあの子か、お世話になったあの先生か、それとも…
あまり期待しすぎると、予想が外れた時のショックが大きくなると思い そこで考えるのをやめた。
本当の事を言うと、あたしには会いたい人がいた。会いたくて会いたくてたまらない人。ずっと探してる人。ずっと大好きな人。
だけど、都合よく会いたい人に会えるほど、人生は甘くない。
ディスプレイから目を反らさずにジッと見ていると、15分ほどしてようやくアズサちゃんからメールが届いた。
<<じゃあ土曜日会お☆アイツも喜ぶわぁ(^^)懐かしい人の正体は、祐樹だよ♪メールしてみな!xxxx@xxx.ne.jp>>
パチクリと開いた目が乾いて、涙が出てきた。
なんて嘘。
本当は、嬉しくて嬉しくて泣きたくてしょうがなかった。
ディスプレイが滲んで見えなくて、ボタンは濡れてて押しにくい。
授業中に泣いてたら絶対オカシイよ…
そんなこと分かっていても、涙はどうしても止まらなかった。