男装少女は史上最強!!?Ⅱ ー動き出す歯車ー

ふーむ。

なるほどなるほど。

佐那は最初から森羅に入っていたわけじゃなくて、途中から入ったんだ。

しかも幹部になって、計画を実行させた…と。


『…じゃあ意外と信用してたの??』

俺は幹部たちの方を見ながら聞いた。


蠡亜「…俺は信用していなかった。ベタベタ触ってくるし化粧臭い。あんな追っかけみたいな女を森羅に入れること自体俺は認めたくなかったんだ。お前ならわかるだろう?嶋野 夜明。」

夜明「あぁ。吐き気がする程…」

……あはは…

確かにファンクラブとかあるくらいだもんね、夜明たちは。

雄「一応言っとくけどよ、樹庵のファンクラブもあるんだぜ?総長サマ。ニヤニヤ」

『え”っ!!?』

いや、いらない。

いらないから!!

夜明「当たり前だろ。全国No.1でもあるんだ。世界No.1にないわけがない。」

『えぇ〜…いらねーよぉ…』

玲「僕らも樹庵のファンクラブ入ってるよー!」

なに!!?

幻夜「あぁ!!当たり前だけどなッ!!」

当たり前じゃねーーーーよ!!!

淳也「えぇ、当たり前ですね。なにせ、ファンクラブに入っていなければ、どこに現れたのかすらもわかりませんからね。」

ぇぇぇーーーーー。

まさかの真面目の淳也までぇぇぇ!?

『というより!ファンクラブって何すんだよッ!』

雄「あー、確かに。」


夜明「いや、純庵とかの着てる服と同じものを探したり…」

瑠香「どんな香水とかシャンプー使ってるのか…とか」

幻夜「よく行く店とか!」

玲「行動範囲を調べたりもしてるよねー!」

淳也「えぇ…そうですね。」



「「「『いや、こえーよ!!』」」」

あ、今言ったのは俺と雄と佑兄と錬兄な。

いやでも流石に怖くね!?

服…うん、まぁ服までは良いかなって感じ。

でも香水とかさ!シャンプーは別にいらなくない!?

行動範囲とか!!


もぅ全てが恐ろしいから!

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