俺様天然男子
それからもバイトに明け暮れ、やっと迎えた始業式の日。



「行ってきます‼︎」

「あっ、由乃‼︎今日、お店休みなんだけど…」

「もしかして工藤さんとデート?」

「由乃も来る?ご飯でも…」

「行かないよっ‼︎あたしもデートだから。あっ、帰って来なくてもいいからね?夜ご飯も適当に食べるからねー」

「もぉ‼︎」



お母さんが恥ずかしそうに照れていて、その顔を見てから向かった学校。



理音くんに会って、平気な顔ができるか不安…。



毎日電話はしてたけど…会うとなると、やっぱり少し緊張する。



ドキドキしながら、教室に足を踏み入れた。



「すっごいカッコいい‼︎」

「なんで今まで隠してたんだよ‼︎」



な、何事ですかっ⁉︎



理音くんの机に溢れんばかりの人。



あっ、髪を切ったままで初登校するの、忘れてたっ‼︎



素顔の理音くんに慣れてたせいか、普通の感覚になってしまってたよ…。



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