総長さま、溺愛中につき。②〜クールな総長の甘い告白〜




……あ、お父さんとお母さんは別だけどっ……。



「つーか、何か言われてるのか?」



蓮さんが眉間にしわを寄せたのを確認し、慌てて首を振る。



「い、いえ、そういうわけでは……」



言われているけど、そこまで気にしていないし、蓮さんに言うことでもない。



「……」



なぜか黙り込んだ蓮さんを、じっと見つめる。



「蓮さん?」

「ん?」



「どうした?」と聞き返してくれる優しい表情は、朝日よりも眩しい気さえする。

相変わらず、お顔が美しいっ……。

その眩しさに、思わず目を細めた。


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