LastLOVE
健はそう言って浜辺にねっころがった。

あたしも真似してねっころがった。




「わ~…綺麗だね…」
健のほうわ見ながら言った。




健は…



なんか悲しそうな顔していた…



「健?」


「ん?」



「健…今悲しそうな顔した…何かあった?」

「え?何もないよ…」



そういいながらまた上を見る健…





「健…あたし力になるから…なんかあったら言ってね?」

健があたしのために裕也を殴ったように、あたしも健の力になれることがあったら…










「ありがと…でも大丈夫だよ。心配すんな」


くしゃっとしたいつもの笑顔で、あたしの髪をわしゃわしゃしながら、健はそんなこを言った。







でもね…



健は何か悩んでること…分かってたよ…









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