恋を知らない花~初恋~
青木くんはやる気さえ出せば要領よくこなせる。
○×印刷の担当変更は急にだったけど大手でやりがいもあるからって喜んでいた。
前の飲みの席に同席してから少しずつ勉強していたみたいで飲み込みが早かった。

あとは書類整理…
何であんなに頭がキレるのに苦手なものは頑なに受け入れきれないんだろう…
今日1日でどうこうなる話ではなさそうで、これからまた1から教え直さないと…

今後私はどんどん内勤に移行していくんだろうな…
外に出るのは楽しかったから少し残念だ。
でもこれも出世の第一歩だからここで踏ん張らないと…

午前中は青木くんの指導で終わった。
お昼は久々に美穂ちゃんと食堂に行った。
美穂ちゃんは心配半分と、拓也のことが気になるのが半分な感じだった。
根ほり葉ほり聞き出そうとしてきたけど、そうそうセフレですなんて言えないから困った…
いっそのこと彼氏と言うことにしておけばよかった…

おしゃべりをしていたらあっという間に昼休みも終わり午後からは自分の仕事に取りかかった。

真中さんはまだ来ないのだろうか?
スマホをみるけど課長からのメッセージはなかった。
とりあえず自分の仕事をこなしていたら課長から直接呼ばれた。
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