完璧御曹司の優しい結婚事情
樹さんに連れられて外に出ると、思った通り、体に蒸し暑さが纏わり付いてきた。でも、今日はまだマシな方かな。
途中でサンドウィッチを購入して、噴水の近くのベンチに座る。日陰になっていたし、目の前の噴水と頭上に設置されたミストのおかげで、暑さはそれほど不快じゃなくなる。

「さあ、まずは食べようか」

「はい」

お互いに選んだサンドウィッチを交換しながら、水族館でのことを話しながら食べた。さっきから私が沈んでいることは、一切触れずに。





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