完璧御曹司の優しい結婚事情
そうこうしているうちに、お店に到着した。予約してあった和室の前で、玉田さんが待ち構えていた。

「お疲れさまです。うちの課の華、5名お揃いですね。今日はまず、いつも担当してもらっている、各チームのメンバーがもてなさせていただくことになってますから」

そう言いながらふすまを開けると、「女性陣5名到着しました!」と中に告げた。

「お待ちしてましたー」

と、元気な声が返ってきて、私達はおもわず笑い声を上げた。

「さあ、もてなされてあげましょうか」

片山さんの言葉を合図に部屋に足を踏み入れると、各チームの男性社員が迎えにきてくれた。私のところにも前島さんがやってきて、席へ案内してくれる。

「あはは。ホストクラブみたいね」

佐藤さんの言葉に、室内に笑いが溢れる。
大体のメンバーが揃っていたけど、真田課長はまだのようだ。
部長と課長の席は、チームを離れた上座に用意されていた。ちょうど佐藤さん達のチームの横で、佐藤さんがガッツポーズをしているのが見えた。課長の近くが嬉しかったのだろう。

< 37 / 322 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop