「No title」



「茜のこと連れ出してあげてよ」


突然そう言われても
一体私に何を求めているのか
さっぱり分からない



だけどそういう遠山先輩の顔はとても真剣だった



きっと大きな何かがある



それは立花先輩の背中を自然と追う私は気づいていた


秘密がある。


だけど知り合ったばかりの私が立花先輩に何か出来るとは思えない。



だけど…



「わかりました」





私の好奇心と

遠山先輩の立花先輩を思う気持ちと

立花先輩の寂しげな背中



色々が混じりあって




私と立花先輩の関係が
ここからスタートする。








< 47 / 100 >

この作品をシェア

pagetop