私とあなたのラブシークレット

「あ?」

まだいたのかよ

「京介」

「翔哉か。悪いな。お前んちに勝手に上がって」

「いや。いい」

しかし

「なぁ、電話があって、早退しただろ?
電話って誰?」

「愛実」

やっぱりか

「愛実、具合悪いのに1人にしたんだな」

「え?」

「愛実はな?具合悪い時ほど、何も言わねぇから」

そういえば、朝も
いつもより、話数が・・・

「だから、いつも俺たち兄弟が見てた。
今年からは、お前がいるから大丈夫だと思ったんだけどな」

嘘だろ?

「愛実は、風邪をひくと、夢遊病化のように
どこかに行く癖みたいなのがあるからな」

「マジかよ」

「まぁ、兄貴にも連絡入れてみる。
お前も、心当たりを探してみてくれないか」

「あ、あぁ」

この家にいない。
俺とアイツの接点なんて______

まさかっ

翔哉sideEnd
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