年上同期の独占愛~ずっと側に
家のこと、式場のことなど、整理しなければならないことがたくさんあるが、亮との修復はもう無理だろう。夜にでも両親と相談して、式場は早めにキャンセルしよう。

結局亮とはちゃんと話さないまま、亮と別れるつもりだと両親に告げると、わかった。と父は言った。
両家の話し合いとかどうしようか、と言ってみたが、何の返事もなかった。父も母もショックなのだろう。多くの人を傷つけてしまった。
亮とはいずれきちんとした別れ話をする必要があるが、今は無理だ。
私そうだが、亮も今は私と話をしたくないだろう。

明日は月曜日だ。
プロジェクトの人事案件も次から次へと山積みで調整を少しでも怠るとプロジェクト自体が回らなくなる。明日は少し早めに出勤しようと決めて、早めに寝ようとするが、案の定全く眠れない。

寝るのを諦めて、後輩の弘美にメールをする。弘美は亮と知り合うきっかけとなった飲み会に参加してから何度も亮とは会っている。とにかく、話を聞いてもらいたい。弘美はすぐに電話をかけてきてどうしたのか聞いてくれたが、もう日付もかわっていて、週初めから仕事に差しさわりがあるので、月曜の仕事終わり、一緒に食事する約束をして、すぐに電話を切った。

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