裏切り

付き合い初めてから
何度か身体を繋いだ。

まして、二人とも結婚歴がある
だが、初めて二人が
交わるときの緊張感は
大変なものだった。

今でも、その時を思い出して
二人で笑ったりする

「なに、考えてるの?」
「ん?あのときのこと」
「うふふっ、クスクスっ」
「翼、愛してる
ずっと、ずっと、一緒にいようね。
約束だよ。」
「ああ。離してって言われても
離さないから。
本当に、離せないから
覚悟して。」
「うん。」
翼は、私のおでこ、鼻、目蓋、
頬にキスをおとし
最後は唇へと
啄むようなキスから
深く舌をからめられ
吸い上げられる

バスローブの紐は解かれ
翼の手が胸を撫であげる
翼の唇は、唇から首へと下り
胸先を吸い上げたり
あまがみをされたり
「····んんっ····ひゃっ····あん····」
「···ちあき·····ち···あきっ····」
翼の手は胸から腰におり
太ももをはって
千亜季の中心をとらえて
指を沈めて行く·····

千亜季の身体がしなると

抑えきらずに自分自身を
千亜季の中に沈めていく
「ああっ·····んっ·····フゥン······」
「くっ·····んんっ····ちあ··きの···なかっ···
    きもち···いいっ······」
「んっ···つ···ばさ·····もぅ······」
「·····いっ···しょ·····にっ·····」
翼は腰を深く、浅く、打ち付けていき
····深く···深く···打ち付けてた時
二人とも果てた。

しばらく千亜季を抱き締めてから
シャワー室に運ぶ
「つっ、翼、恥ずかしいよ」
「どうして、俺は、千亜季の
知らない所はないよ。」
と、頬にチュッとするから
「ばか~·······」
真っ赤になる千亜季を
シャワー室に連れていき
身体を綺麗に洗い流してやり
脚に力が入らない千亜季を
支えながら
我慢できずに
また千亜季の中に入りこむ
「ひゃっ····あぁん······」
「うっ····ふぅん······」
ぐったりする千亜季を
抱き抱えて
もう一つあるベッドに下ろし
「ごめん、無理させた」
「クスッ、大丈夫だよ。
ただ、翼の体力にびっくりしてる」
「きっと、千亜季だから、だよ。
俺自身もびっくりしてるから」

「ええっ·····うふふっ···」
「あははっ·····」
二人で笑いあい

お互いの存在に安心するかのように
抱き締めあって眠りについた。
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