渇愛の姫


「ここまで君の事を追ってきたアイツらを拒絶する。守りたいんだよね?…もう、迷惑をかけたくないんだよね?」


口の中から血の味を感じる。



この地獄から抜け出したい自分のSOSと、これ以上大切な人が傷つく事から目を背けたい自分の本音。








「………」

自己犠牲?
偽善?



…違う。


ただ私は、皆を…大切な人達を、無力だけど助けたいと思うだけ。













だから────













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