渇愛の姫


「…やめて。」

初めて本気で拒絶したかもしれない。



「へぇ…嫌がる演技?」

跨ってくる男から顔を背けても、その手によって目線を合わせられる。


「ま、あとは楽しんでくださいよ。葛西さん」


私を攫った慎二、という森山さんの今は元彼。

まさかこんな奴らと繋がりがあったなんて。




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