王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「し、してないです…」
「芙羽梨は無意識に可愛い行動しちゃうからね」
「えぇ…っ?」
眉をへの字にする芙羽梨もこんなに愛々しいと思うのは、芙羽梨のことがたまらなく愛おしいと思っている証拠。
そして…こんなに苦悩しているけど、絶対に手を出したくないと心から思う。
ご両親のことももちろんあるけれど…。
何より、芙羽梨を傷つけたくない。
やはりそういう行為は、せめて芙羽梨が高校を卒業するまで我慢。
それに、芙羽梨とこうして触れ合っているだけでも充分幸せだ。