王子様の溺愛は、とことん甘い【番外編追加済み】
「だよね。芙羽梨が高校を卒業してから考えよう?心の準備ができたら言ってね」
「は、はいっ…」
「でも…キスはするけどね。ちょっと深いのとか」
「っ…!!」
ボンッ、と効果音がつきそうなくらいの勢いで頬を染める芙羽梨が、僕の腕に顔をうずめる。
「っ、」
その姿に、僕の心臓も早まっていく。
どうして芙羽梨はこうも男心を刺激する行動ばかりとるのだろう。
可愛いの大渋滞で、脳みそが芙羽梨でいっぱいになる。
「…今、してみる?」
「…す、する…」