美術室のユーレイ
美斗くんの嫉妬




数日経つと本当にアカリは戻ってきた。


「いやぁーお騒がせしましたー」


そう言って片手を頭の後ろにやりペコペコしている。


「ほんとだよ!消えちゃったのかと思って心配したんだよ!」


「ごめんごめーん」とアカリは謝っている。


でも元気そうでよかった。



「どこ行ってたの?」


「ちょっくら過去に」


「え!過去に行ってたの?なんで?」


アカリ自身本人でも過去に行くことができるんだ。


「んー調べもの?」


「そうなんだ」


なんの調べものか気になったけどちょっと質問がしつこくなりそうだからやめた。


ユーレイもいろいろ忙しいみたいだ。

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