もう一度だけ、キミに逢いたい。

私はゆりちゃんの家族が全員笑顔で写った写真にひたすら心の中で問いかける。


そんなことをしても現状は変わらないと分かっていながらも、やめることは出来なかった。


ゆりちゃんのそばで見守ることしかできない自分が悔しくて悔しくて……




その日は結局写真を手に握りしめたまま眠りに落ちた……───




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