人格矯正メロディ
「そうだよ。香澄があたしにやったことは犯罪だもん。慰謝料を貰うのは当然でしょう?」


そう言うと、香澄が小さく頷いてそして俯いた。


「さすが香澄だよね、すぐにこんな大金を準備できるなんてさぁ」


あたしは運ばれて来たストレートティーを飲んで香澄を見る。


「うん……」


「じゃ、これからもよろしくね? コトハ、今日はこれで買い物しに行こう!」


あたしはそう言い、香澄を1人置いてファミレスを後にしたのだった。
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