私の太陽は?


前田「みんな、フィールド発表の前に団長の紹介があるねん。そのあとに俺がせーのって言うから続けて、輝斗〜!って叫んで欲しい。OK?みんなに伝えていって!!」
前田君は後ろに伝えるようジェスチャーした




桜「私たち1番前とれたのは神!!」



莉奈「1番近くでイケメン団長を眺められるからね!!」



瑞稀「うん!」
やっぱりみんな輝斗をイケメンや思うもんね…



司会「3-3のプリンス、飯田〜輝斗〜!!この笑顔でみんなの心を撃ち抜くぜ〜!!」



前田「せーの!」


みんな「輝斗〜!!」




輝斗は観客席に向かって手で撃ち抜きポーズをした



みんな「キャ──!!」



瑞稀「すご……。」
みんなもそうだし、それに応える輝斗も




なんか遠い人みたい……




司会「それでは始めましょう〜、タイトルは『舞』。」


──



一人一人が輝き



放たれる笑顔



中盤には春奈ちゃんと輝斗を皆が映えさせ



2人は中心で 恋人 のように舞う



終盤 皆が円を描き



向日葵のような花を描く



最後、向日葵の真ん中で



輝斗が私たちの方に手を伸ばす



とびきりの笑顔で……






私の目から涙がこぼれた




桜「感動や…すごい……すごいよ!」



莉奈「全然緊張を感じさせない舞!」



麻衣「団長がイケメンすぎて〜!」
麻衣ちゃんが撮った写真をみている



前田「これ、優勝いけるよ!な?」



桜「完璧だもの!」



莉奈「私らの最高の模擬店もあるしね?」
莉奈ちゃんは私の腕を肘でつついた



瑞稀「えへへ。」
私は涙を拭った


< 20 / 33 >

この作品をシェア

pagetop