前略、結婚してください~過保護な外科医にいきなりお嫁入り~
「まーいいじゃん。今、ラブラブなんだし」
ニヤッとする美來ちゃんのひとことで、梨乃ちゃんは顔を真っ赤にして押し黙った。
ラブラブといっても付き合ってはいないようだが、すでに退院した桃真くんがたまに会いに来るらしい。このふたりの恋模様が本当に甘酸っぱくて、話を聞くたびにキュンキュンしまくっている。
梨乃ちゃんも早く退院できますように。と心から願っていると、背後からずーんと沈んだ空気を感じてはっとする。
「皆してリア充なのね……はあ……」
私が結婚すると知ったときから、末永さんはこんな調子でよくため息をついている。小学生にまで先を越されて、だいぶショックを受けているみたいだ。
落ち込む末永さんに、美來ちゃんがざっくりとしたアドバイスをする。
「末ちゃんもラブレター書けばいいんじゃない? 栄先生とかに」
「だぁーれがあんな腹黒ドクターに!」
栄先生の名前が出た途端、末永さんは綺麗な顔を歪ませて悪態をつく。『婚期を逃している理由がわかる』と言われたのがよっぽど癪に障ったのだろう。
「そこの乙女たち、いい? キラッキラした笑顔の裏であくどいこと考えてる男もいるから、騙されちゃダメよ」
「あくどい?」
ニヤッとする美來ちゃんのひとことで、梨乃ちゃんは顔を真っ赤にして押し黙った。
ラブラブといっても付き合ってはいないようだが、すでに退院した桃真くんがたまに会いに来るらしい。このふたりの恋模様が本当に甘酸っぱくて、話を聞くたびにキュンキュンしまくっている。
梨乃ちゃんも早く退院できますように。と心から願っていると、背後からずーんと沈んだ空気を感じてはっとする。
「皆してリア充なのね……はあ……」
私が結婚すると知ったときから、末永さんはこんな調子でよくため息をついている。小学生にまで先を越されて、だいぶショックを受けているみたいだ。
落ち込む末永さんに、美來ちゃんがざっくりとしたアドバイスをする。
「末ちゃんもラブレター書けばいいんじゃない? 栄先生とかに」
「だぁーれがあんな腹黒ドクターに!」
栄先生の名前が出た途端、末永さんは綺麗な顔を歪ませて悪態をつく。『婚期を逃している理由がわかる』と言われたのがよっぽど癪に障ったのだろう。
「そこの乙女たち、いい? キラッキラした笑顔の裏であくどいこと考えてる男もいるから、騙されちゃダメよ」
「あくどい?」