エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
そのことを泉に言うといきなり謝られたからこっちは訳がわからない。
「どうして泉が謝るんだ」
すると泉は驚きながら俺を見た。
「もう、今日がどんな日か忘れたの?」
「え?」
なんかあった?
「今日は、洋介さんが私に『俺を愛人にしないか』っていった、私たちの関係が大きく変わった記念日なんですよ」
「え?」
確かにこの時期だったのは俺も覚えてるが日にちまで覚えてはいなかった。
「だから今日はおいしいものを作ろうと思ってたのに」
さすがにそれはちょっと惜しいことをしたなと思った。
だが、今更都築さんに断りの電話をするわけにもいかない。
「わかった。じゃあ、歓送迎会が終わったら一緒に過ごそう。そのかわりあんまり飲み過ぎるなよ」
するとさっきまでの不機嫌さは消えぱあっと表情が明るくなった。
そんな軽い気持ちで泉を歓送迎会に向かわせたのだがこれが大きな間違いだった。
家で泉の帰りを待っている時ふとあることを思い出した。
それは泉は酒を飲み過ぎると吐いて、服を脱ぐ癖がある事。
もちろん、俺と一緒にいる時はそんなことは全くないのだが、今日のような歓送迎会の場合、勧められた酒を断われない性格。
都築さんには泉のことを頼んだが、よくよく考えるとこの二人どちらも決して酒に強いタイプではない。
俺はいてもたってもいられず、車に乗ると都築さんから聞いていた店へと向かった。