エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
そしてまた月曜日がやってきた。

フェア関連で忙しい中、突然ある商品の問い合わせが多数寄せられた。

有名モデルがS N S上にあげた画像が我が社のものだというのだ。

確認すると確かにうちの商品だ。

取り扱いもデパートに限られたものだった。

ネットでも販売しているのだがそっちは完売状態。

すぐに各店舗に連絡を入れたのだが、すでにサイズのいくつかは完売してしまった。

課長がすぐに製造部に掛け合い、優先的に入荷できる様手配してくれた。

うれしい悲鳴だが、体力的にはハードで毎日ヘトヘトになりながら家に帰り寝るだけの毎日だった。

こんな時は癒されたい。

そう思った時に頭に浮かんだのは洋介さんだった。

だけど洋介さんは私以上に忙しかった。

だから今週は家でゆっくり休もうかな……そう思っていたのだが。

金曜日の夜、家でゴロゴロしているとメールが来た。

洋介さんからだった。

プライベートで洋介さん方メールが来るのは初めてのことだった。

ドキドキしながらメールを開くといきなり画像。

それは人気テーマパークのパスポートだった。

すると立て続けにメールが来る。

《行く?》

短すぎる文面。

〈どうしたんですか?〉

《取引先の人からもらった》

私の胸は高鳴った。

〈もちろん行く〉

予定がないと思っていただけに私は嬉しくて早速明日着ていく服を探すためクローゼットを開けたのだった。
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