エリート上司を煽ったら極情愛を教え込まれました
あなたが望んでるのは私との子供じゃなく、あの女性との子供じゃないの?

だけど悔しいという気持ちは不思議となかった。


食事を終え、私たちは解散した。

ホテルを出ると母が大きなため息を吐いた。

「なんだか不安になってきたわ。あんなにお母さんが介入してくるなんて」

母が言いたくなるのも無理はない。

あの場に四人いて話をしていたのは明久さんのお母様がほとんど。

逆にうちの母は圧倒されっぱなしだった。

母は気持ちが抑え切れないのか思っていることを機関銃のように話し始めた。

「それにしても……明久君とはうまくいってるの?」

「え?」

「だってあなたたち全然楽しくなさそうっていうのか、他人事のような感じで一体誰が結婚するのかしらって思ったわよ。それにドレスもまだ決まってないんでしょ?」

「……まあね」

どうしてもその気になれないのだ。

といっても式の三ヶ月前までに決めればいいってプランナーさんも言ってたし慌てる必要はない。

とにかく今の私の気持ちはギリギリまで何も考えたくなかった。

そんなことよりも……。

「ねえ、ベビー服見に行かない?」

律ちゃんのお腹の赤ちゃんの性別が女の子だと先日メールが来たのだ。

「それいいわね」

母も乗り気だった。

母と律ちゃんは嫁姑の関係だけど凄く仲がいいのだ。

下手すると私と母よりも仲がいいのだ。

だから孫の誕生を誰よりも喜んでいる。

私も母と律ちゃんのような関係が築ければと思うのだが、今日の様子だと難しいとしか思えない。

それは置いといて、赤ちゃんグッズを買いに私たちはデパートへと向かった。
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