泡沫の記憶

「ちゃんと言ったの?
奥さんの前で
まだ好きです!って…」



「んーん…言わないよ
…
好きな人ができたって言って来た」



「そんな、強がり言って
意外とキミ、大人なんだな…
…
自分の言いたいことばっかり言ってる
子供かと思ってたけど…」



「うん…子供かも…
…
強がりじゃなくて…
ホントに好きな人できたから言ったんだもん
…
でも…
私に好きな人できても
あの人には関係ないのに…
…
言わなくて、いいことなのにね
なんで、言ったんだろ、私…」



「へー…
…
叔父さん、安心したと思うよ
可愛い姪っ子に大切な人ができたって…
…
きっとキミに
幸せになって欲しいと思ってるよ」



「うん…
だったら、いいけど…」



私が好きだった人に

知ってほしかった



私は次の恋をしてるよって



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