幸せの花束をもらった日に、あなたに愛してるを〜箱庭の少女と舞台俳優〜
そう言ったエヴァの瞳からこぼれたものにシリウスは驚く。それは、涙だった。窓から差し込む光に照らされ、煌めいている。

「エヴァ……」

シリウスはエヴァの華奢な肩に触れる。その刹那、エヴァは幼い子どものように泣き始めた。

シリウスとシャーロックは、泣き続けるエヴァをただ見つめていた。









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