結ばれる運命だから

私は 会社の男性社員とは 

なるべく 2人きりで 話さないようにしていた。



「悠香、今日 黒田と 何 話していたの?」

俊樹は 少し 恥ずかしそうに聞く。

「ああ、また 同期会やろうって。」


私は サラッと答えて 俊樹を見ると

「駄目。行かないで。」

と 私を抱き締める。

「嘘。行っていいよ。」

甘いキスの後 俊樹は 言い直す。


「もしかして 俊樹。ヤキモチ妬いている?」

俊樹の首に 腕を回して 私が聞くと

俊樹は 恥ずかしそうな顔をして もう一度 キスをした。


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