元最強女総長は甘くない。




「あ……おはよう、うなされていたけど……」




ずっとついていてくれたのか夜さんが心配そうに私の顔色をうかがっていた。




「おは…ようございます」




あぁ、気分が悪い。




最悪の目覚めだ。




涙を服の袖で拭う。




「体調はどんな感じ?」




私は少し横に動いたりして確認する。




「少しだるいくらいで……多分大丈夫です」




夜さんはほっとした様な顔をした。




「夜中ずっとうなされてたから心配で……。何も無いなら良かった。朝ごはん用意してるけど食べられる?」




まさかの夜中ずっと見ていたらしい。




夜さんの睡眠を奪ってしまって申し訳ない。




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