俺がしあわせにします
俺は和奏さんにメッセージを送った。

『お疲れさまです。
和奏さんも今日は早く上がりますよね。
何時ごろになりそうですか?
鍵のこともあるし、俺も合わせるんで、教えてもらえると助かります』

送信っと!

パソコンモニターのブラウザのタブに1の文字が現れた。

『お疲れさま。
うん、18時半には出るつもり。
倉科くん大丈夫?
大丈夫なら、鍵はわたしがかけて帰るから
ダメそうだったら、遠慮なく言ってね』

18時半か。

『了解です。大丈夫です。
俺もそれまでに出ます』

『ありがとう。
じゃあ、わたしがかけて帰るわね』

『はい、ありがとうございます。
鍵よろしくお願いします!』

ウインクしてOKマークを作る女の子のスタンプが送られてきた。
任せて!ってところか

俺は頭を下げて「ありがとうございます!」って言ってるスタンプを返した。

定時を過ぎると続々と片付け始める。
我が企画部は3チーム、チーム宮原と仕事の鬼と評判の和奏さんの同期がリーダーのチーム蒼井、そして、次期部長候補がリーダーのチーム川島。チーム川島の人はみんな残業なんて縁遠いから、20分には誰もいない。
チーム蒼井も今日は鬼のリーダーが直帰だからか、みんなサクサクと片付けている。

うちのチームも今日は残業するほどの案件はないから、みんなほとんど定時退社だ。

俺もキリをつけて、帰り支度を始めた。
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