はやく俺のモノになればいいのに
*
掃除のあと
携帯に、新着メッセージが届いていた。
『放課後あの場所で待ち合わせしよ』
ユキさんから。
あの場所――と言われ思い浮かんだのは、あの階段。
そわそわしながら待っていると
『お待たせ』って、現れたユキさんに
今朝のことを思い出して心臓が大きく跳ねた。
が、気まずくなる暇もなく
「帰ろっか」と導かれ今に至る。
今日もバス停まで送ってくれるのだろう。
そう言われたわけじゃないけど、向かっているのは自然とそっちの方角だから。