はやく俺のモノになればいいのに
ひょっとしてユキさんは――……
「隠さなくていいから」
それを直接言うために私を呼び出した?
一緒に帰ろうって待ち合わせしてくれた?
少し下校時刻から時間をずらしたのは、少しでもひと目を避けるため?
「モモ?」
だとしたら
やっぱり、あなたは優しい人だ。
繋いだ手があたたかいように
ユキさんは、心も、あたたかい。
「大丈夫でした!」
「本当に?」
「実柑が、私の代わりにロンパしてくれたんです」
「3年女子を論破か。やるね」
真剣な顔つきだったユキさんが、クスッと笑う。
「ですよね。ほんと、一体どうやったのか謎です」
「隠さなくていいから」
それを直接言うために私を呼び出した?
一緒に帰ろうって待ち合わせしてくれた?
少し下校時刻から時間をずらしたのは、少しでもひと目を避けるため?
「モモ?」
だとしたら
やっぱり、あなたは優しい人だ。
繋いだ手があたたかいように
ユキさんは、心も、あたたかい。
「大丈夫でした!」
「本当に?」
「実柑が、私の代わりにロンパしてくれたんです」
「3年女子を論破か。やるね」
真剣な顔つきだったユキさんが、クスッと笑う。
「ですよね。ほんと、一体どうやったのか謎です」