はやく俺のモノになればいいのに

「いらっしゃい」
「……オジャマシマス」
「ロボットみたいな動きになってるよ、モモ」
だってだって。
ここがユキさんの家なんだと思うと――緊張もしますよ。
「なんにもないとこだけど。よかったらゆっくりしていってね」
なんにもないだなんて、とんでもない。
たしかに物はあまり多くはない。
だけどそれは整理整頓されているからで。
なんといっても
「カフェ猫が、こんなに……!」