はやく俺のモノになればいいのに
釣り銭ボタンを押して

出てきた小銭をひょいとつまみ


「どうぞ」


手のひらの上にそれを乗せてくれた


その人は――


「……ありがとうございます」
「どういたしまして」


黒ごまを取ってくれた、

あのお兄さんだったんだ。
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