はやく俺のモノになればいいのに
「……なんていうか。私は。知らないことが、多すぎですね」
あなたを信じていた、なんて
ただの責任の押し付けだ。
無知だった。
「モモが"知らない"のは。なにも。自分を責めるようなことじゃない」
「……え?」
「大人は。性に関するものをすぐに"余計なもの"として蓋をしたがるから」
保健の授業で性を学ぶとき
どこか、気まずい気持ちになった。
目を背けてはならないのに。
「人間が成長するに伴い性的好奇心を抱くのは当然で。それをコントロールしたり、正しく処理したり、誤った方向へ導かせないのが教育というものなのだろうけれど」
家族とそういう話をしたことがない。
「現状、そうなっていないよね。下手に刺激をしない方がいいと主張する人間が曖昧な情報を流している。生徒からの純粋な質問を、教師は"大きくなったらわかる"と隠すんだ」
私もユキさんとするまで、知らなかった。
授業中、ビデオでみた
"おたまじゃくし"みたいなものが
お母さんのお腹の中に、どうやってやってきたのか、すごく不思議だった。