鳴り響け、復活のソナタ


「ウハハ。あとは業務連絡だ。

今日からゴリがお前らのマネージャーだ。
何かあったらゴリに連絡しろ。


お前らの住まいは確保済だ。

それから、毎月最低賃金は払ってやるから安心しろ。

あとは歩合制で数字が若い奴から上乗せしてやる。


ウハハ、イチだろうがキョウコだろうが、

お前らに払う給料なんざ、
イッセイの2秒。」


「・・・・・イッセイ。
多分この子達に矢沢永吉は分からない。」


「ウハハ、連れねぇなぁ。
じゃあゴリ。後は任せた。」




床に置いていたカップ焼きそばを再び手に取ったイッセイが部屋を出ると、

一気に緊張感が解けた。

みんなそれぞれ思い思いの表情を浮かべながら、ゴリさんに促されてソファに座る。



「改めましてゴリです。
よろしくお願いします。」


「「「「「「「よろしく
お願いします。」」」」」」」


「え~っと・・君たちは今、

学校に通っていたり、
企業に就職していたりで、

それぞれ自分の立場があると思う。

それから県外から来ている子もいる。

活動は基本的に毎週土日に行うから、
無理に変えろとは言わないが、

イッセイが都内のマンションを買って、
“合宿所”を作った。

今から案内するので、もし生活圏をそこに変えたいならいつでも変えて大丈夫です。」








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