プリンセスストロベリーの憂鬱
Tシャツは七分丈ぐらいの半端な長さになっていた。

その姿が妙に可愛いく思えた。


「飯にするぞ」



夏恵が落ち着いたところで作った食事を運んだ。


「美味しい」

「お前の家の飯には劣るだろうけどな」

「じいちゃん合わせて薄味だから物足りないの。最近はバイト先で食べてる」

「ケーキばっかり食ってんなよ。栄養が偏る」

「大丈夫。店長何でも作るの。フランスで、お菓子だけじゃなく、家庭料理とかフルコースも作れるんだって」
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