プリンセスストロベリーの憂鬱
「でも先生、気をつけて下さい。先生と鷹司さんはここでは教師と生徒、親戚とは言え、知られては大変なことになります」

「気をつけます。先生、このことは内密にお願いします」


教諭に頭を下げると頷いてくれた。

彼女は生徒の事を考えてくれている。

信用しても大丈夫だ。


「鷹司さんは幸せものね。優しいお兄さんがいてくれて」

「そうであってくれば嬉しいですけど」
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