ヤンキーとあたしと嘔吐~君に贈る物語~
お弁当をパカッと開けながらリュウヤをみる。
「え、なんで?」
「俺、結構いろいろしちゃったんだけど」
先程のことを思い出して顔が熱くなる。
「……う……ん……今んとこは大丈夫……みたい……」
なんでなんだろう。
「そっか。……なんかちょい…………な……」
「へ?なんか言った?」
「あ?」
なんで睨むの?!
こわいよ!
「これで克服できればいいんだけど!」
「克服したら、あいつと付き合うのか?」
「え?」
「付き合われると困るんだけど」