ヤンキーとあたしと嘔吐~君に贈る物語~
「マリ、間に合うのか?」


「おぼ、ぶあかぶぁはん!」※え、わからん!

「なんて?」


そんな会話してる暇もないんだって!!





口をゆすいで、バッグを手にもつ。




「いってきます!!」

「行ってらっしゃい、気をつけてな~」


「はいはい」

ローファーに足をつっこんで家を後にした。



自転車~!



「え!」





うそ、パンクしてる。





ええええどうしよう。
パパの仕事場とあたしの学校は逆方向だし、第一パパの準備を待ってる時間もない……。


ああ、バスで行っても遅刻だ。



「リサに連絡しとこ…」



皆勤だったのに~~~!!!




【リサ~寝坊した!‪w 山ちゃん(担任)に伝えといて…(´;ω;`)】



とりあえずバス停まで歩くか…
車か1台通れるか通れないかの道が1番近道だからあそこから行こう。

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