桃の華〜溺愛イケメン社長〜
桃田さんは私を見つめて、ソッとキスをする。

私はそれだけで、背筋が伸びるような感覚に襲われる。

「華ちゃん、お風呂入っておいで」

そう言われて、買ってもらったばかりのルームウェアを持ってお風呂場へと行った。

すると、浴槽にはバラの花びらが浮かんでいる。

まるで海外の映画のようで、すごく素敵すぎるよ。

バラの花びらに囲まれてお風呂に入り、上がると桃田さんが髪を乾かしてくれる。

「自分で出来ます」

「いいの!俺がしたいんだから」

そう言って、自分で乾かす時よりも丁寧に髪を乾かしてくれた。

その後、桃田さんもお風呂に入り、寝室へと行くと部屋がすごい事になっていた。

「すごい」

天井からのレースカーテンでベッドが囲まれていて、まるでお姫様のベッドみたいだ。

それだけじゃなく、壁にはライトが飾られていてすごく綺麗。

この間、泊まった時はこんな飾り付けされてなかったのに。

私のために桃田さんがしてくれたんだね。

「えっ!!」

部屋を見て感動していると、桃田さんにお姫様抱っこをされた。

「気に入ってくれた?」

「はいっ!すごく素敵です。ありがとうございます」

「華ちゃんは俺のお姫様だからね」

そう言って、桃田さんは優しく私をベッドへ下ろした。

「華ちゃん、一生大切にするよ」

上から私を見下ろして、桃田さんはゆっくり顔を近づけてキスを落とす。

私は桃田さんの首に手を回し、そのキスについていく。

そして、そのキスは首筋へと移動していくけど、私はドキドキが止まらない。

「華ちゃん、目開けて。俺を見て」

そう言われて、閉じていた目を開けると、また唇にキスをされる。

「華ちゃん、大好きだよ」

「私も、大好きです」
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