桃の華〜溺愛イケメン社長〜
再び唇を塞がれ、キスをしながらお揃いのルームウェアを脱がされていく。

あらわになった胸に桃田さんの唇と指が触れる。

桃田さんに触れられるとすごく気持ちいいよ。

「も、桃田さんっ」

「ん?どうしたの?」

桃田さんの声がいつもより色っぽく聞こえる。

「呼んだだけです」

「可愛すぎるよ」

そう言うと、桃田さんはまた唇にキスをする。

その濃厚なキスに頭が真っ白になっていく。

唇が離れると吐息が混ざってしまう。

「華ちゃん、生まれてきてくれて、俺と出会ってくれてありがとう」

優しく抱いてくれた桃田さんは、行為が終わってからもギュッと私を抱きしめてくれてる。

私はその温もりに包まれて眠ってしまった。


目覚めると、桃田さんは私を見つめていた。

「華ちゃん、おはよう」

「おはようございます」

ついに昨夜しちゃったんだと思うと、なんだか恥ずかしい。

「体、大丈夫?」

「だ、大丈夫です」

「せっかくお揃いのルームウェアだったのに、脱がしちゃったし意味なかったね」

そう言われて、裸のまま眠っていたことを思い出した。

私は恥ずかしくて、桃田さんから視線を逸らす。

「服着て出ておいで。朝ごはん作るよ」

桃田さんは先にベッドから出て行き、私も起き上がり服を着る。

え…これ、なんだろう。

ズボンを履こうとしたら足首にキラリと光るものがついてるのに気づいた。

私は桃田さんのいるキッチンへとやってきた。

「桃田っ、このアングレット」

眠っている間に桃田さんがつけてくれたんだ。

「誕生日のプレゼント。俺とお揃いだよ」

そう言って、桃田さんも足首に光るアングレットを見せてくれた。

桃田さんとお揃いなんだ。

「ありがとうございます!大事にします」

18歳
最高の誕生日を過ごした。
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