お前が好きだなんて俺はバカだな
私が頼まれたことだけど、またよっちゃんに付き添ってもらっちゃった。

「ごめんね、おつかい付き合ってもらって。」

「いいのいいの。なんたって他ならぬ結野ちゃんの頼みだしー。」

「どうもありがとー。」

荷物も半分以上持ってもらって、さすが、デキる女子って感じ。

持つべきものはなんちゃらなんてね...。

「それに、愛するダーリンからの頼まれごとでしょ?完璧に履行しないとね。」

「もう...またそうやってからかってー。」

「そんなつもりないよー?
ただ、ここで良いところ見せとけば、お家帰ってまたいい雰囲気になるかもしれないと思って。」

「いやいやw
別にならないって。」

「なるよ。あ、それともそんなことしなくてもイチャイチャし放題だったり??」

「そ、そんなこと...!」

「この様子だと、既に昨日あたりやらかしちゃってますなぁ??」

「や、ちが...。」

「あーんもう!
結野ちゃんがどんどん可愛くなってどうしましょう、ワタシ付け入る隙もなくなってしまうわ!」

「なにその演劇みたいな言い方。」

「だって、ほんとだもん。
入社したての頃より、化粧も髪型も、服装もだいたーん!」

「そ、そう...?」

「意識してるでしょ?」

「意識...まあ外だし、してないこともないけど、
やっぱ変...?」

「かわいいよ、結野。(^_−)−☆
ま、でもオレとしてみればそんなに可愛くなられたんじゃ他の男(ムシ)が寄り付くんじゃないかって心配なのさ、ハニー。」

「...それ課長の真似のつもり?」

「え、やっぱこんなんなのww?」

「全然違うっw
よっちゃん、ロマンチストにも程があるよ。」

「結野にだけは言われたくないねーだw」

「えーw」

そこまで変かな?

あまり変なふうに意識してると思われないようにはしてるし。
ちょっと綺麗に見えれば良いなくらいで。

今までも、特に変だとか彼に指摘されたことはないけど...。

というか、触れられたことあったっけ...?

なにせ、同居中だしすっぴんとか当たり前になっちゃったもんなぁ。

そこから化粧や服装変えるところも知られてるし、反応されるってことは、まあ無いだろうな。

「あー、でも、実際どっちのほうがいいんだろ。やっぱり自分に最小限自信持てるくらいには外では綺麗にしてたほうがいいよね。」

「どうだろうねぇ。結野はすっぴんでも十分可愛いから。でも、逆に思い切ってたまには私くらいド派手にやっちゃったら?今のこれは彼氏募集猫被り専用メイクだけど。」

「うーんwww」

「これから課長の仕事終わるまで暇でしょ?ちょっと試してみない?」

「え、今から化粧するの?」

「2人きりで帰る前だから純粋に反応見れるんじゃん?
不発だったら今後はやめればいいから。」

「そんなに簡単にいくかな...?」

「とりあえずやってみよ!」

不安かも...。
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