【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。


「ボクからしたら、セロは、ほんとうまく溶け込んでる。どう見ても高校生だ。演じたくもない"王子キャラ"で、避けきれない女の子たちのことコントロールして」


避けきれないって、なに。


「一人から奪いすぎず、平和的に過ごして――」

「裂くぞ」


セロが甘いマスクだったのは

いろんな女の子とキスするのは


同じ子から食事をとりすぎないための、配慮だった……?


「ねえ、刹那」


雛が、そっと耳打ちしてくる。


「セロ、刹那に手を出してこないんじゃない?」


――――っ!!


「その顔は。図星か」


そういうのは、わたしとは、いいって言われた。


付き合う前には強引にでもしてこようとしたのに……。


「キスしかしてこないのは。キミのためだよ」
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